その日暮らしのインドネシア人 & バリ島 リトリートのお知らせ-009

無料メールマガジン「幸せはこころの調和から」の最新32号 & 神々が宿る島と呼ばれるインドネシアバリ島で「こころの解放」リトリートイベント開催のお知らせです。

 

32号のメルマガは「その日暮らしのインドネシア人」についてお送りします。

只今、インドネシアのスラバヤで、現地人講師が現地人の子供や大人を対象に教える日本語と日本式算数・数学教室を開設しています。

ですから、わたしは年の半分以上はインドネシアにいます。

インドネシアでは、終身雇用制は公務員や国営企業ぐらいです。

1年契約や複数年契約で雇用契約をするスタイルが普通です。

だから、雇用は非常に流動的です。

よい職が見つかれば、すぐに移動します。

 

算数の女性インストラクターにネフィ先生がいました。

彼女は一昨年のこの時期に結婚されました。

その2か月後に雇用契約の延長をしたのですが、彼女は「わたしは妊娠して、契約途中で辞めるような無責任なことはしないから安心してね」と言って契約書にサインしました。

ところが、サインした次の月には妊娠したとの報告が…。

おお、This is Indonesia. 仕方がありませんね。

子供ができることはめでたいことなので、「できるところまで頑張ってね」と言いました。

そしたら、彼女は出産の一ヶ月前まで、毎日、バイクにまたがって出勤するではありませんか。

こちらが心配になって、「バイクに乗って出勤は大丈夫かい?危ないからやめた方がいいよ」と伝えても、

「OK.事故はしないから大丈夫」と自信満々で答えます。

その自信満々の根拠はどこにあるんだろうか?

「大丈夫だから、問題ないよ」。

 

その通り、ネフィ先生は一度も事故をしませんでした。

この事故をしないというゆるぎない自信こそが、事故を呼び寄せないのだと思います。

引き寄せの法則は、自分の素晴らしい未来が実現されることを信じ切ると実現します。

まさに、その通りのことが起ったのかもしれないなと感じました。

 

さて、インドネシア人には、雇用契約でも、ネフィ先生の根拠のない自信からも分かるように、無駄に将来を悲観せずにその日を暮らす習慣が身についているように思います。

みんな無用な将来の心配は、なるべくしないのです。

今を楽しんで生きて、将来のことは成るようになると思っています。

インドネシア人は、保険に入るという感覚があまりありません。

自動車やバイクですら無保険だらけです。

だから、事故死したら、年収(30万)ぐらいの慰謝料をもらって終わりです。

それで不安じゃないのかと言えば、事故が起こればその時に考えるだけです。

現在の日本人では考えられない生き方です。

 

一方、日本では、将来に備えて、生命保険や損害保険のCMが流れます。

やはり見続けていると万が一のために、保険に入らないといけないなと加入してしまいます。

不安に煽られて商業ベースに乗せられているとも言えますね。

わたしは今までに、相当な額を保険会社に支払っていますが、一度も使ったことはありません!

インドネシア人からすれば、クレージーかもしれませんね。

 

また、インドネシアでは学校は2学期制です。

四季がありませんので、6月、12月が学期末休みです。

日本では春休み、夏休み、冬休みには、私塾の春期集中講座、夏期集中講座、冬期集中講座にたくさんの子供が通います。

これは明治以降、日本社会に学歴という価値観が浸透し、学歴信仰が根強くあるからです。

やはり、社会の中で生き抜くために学歴を勝ち取る必要があると考えるからです。

ところが、インドネシアで学期休みに、集中講座をしても誰も通ってきません。

学力アップに絶好のチャンス! 苦手克服のよい機会! 学力がつくとよい高校・大学に行ける・よい仕事につける! などと宣伝をしても、多くの人が馬耳東風なのですね。

「休みに何で勉強するの?」がスタンダードなんです。

 

高校進学の統一テストがありますが、その結果、行きたい高校にもう少し点数が足りない場合は、その高校の校長先生に贈り物(お金)をすれば入学できることもあるそうです。

地元の塾では、学校の先生がアルバイトをしているところもあり、期末試験の問題漏えいはよくあるようです。自宅で塾をひらく先生までいます。

そうなると、手っ取り早く点数が取れる方を選ぶのは当たり前ですね。

まじめに勉強するのは損だともなりかねません。

将来、生き抜くための学力を苦労して身につけなくても、目先の損得だけでうまくやればいいとなりますね。

その日暮らしの価値観は、目先の損得だけで判断することにもなりかねないのです。

(もちろん、意識の高い家庭も、真面目な教師もたくさんいますので、すべてではありません。)

これでは、教育のための国家百年の大計などは、夢のまた夢です。

OECDの学力別ランキングで、下から2番目の国なのは納得できますね。

 

しかしながら、一方、学歴競争で心を病むことはあまりありません。

学歴を煽る宣伝で惑わされることもありません。

のんびり生きられていいのかもしれませんね。

 

インドネシアは、お米は3期作で、果物は豊富です。

食べ物は安く、みんなでシェアすることもありますから、食いっぱぐれることはなさそうです。

その日暮らしには絶好です。

イスラム教の信仰があり、毎日5回のお祈りをします。

信仰心と食べ物があれば、自殺などする必要はありません。

もちろん、イスラム教では自殺は罪ですが、根本的にイスラムの教えに従って暮らしさえすれば、他人と比較して絶望するなどということはありません。

イスラム教の教えでは、他人と比較してうらやましがったりしてはいけないと教えられます。

イスラム教の教えでは、神に感謝して、現実の不足を不満に思ってはいけないとされます。

この世で苦しく生きていても、神を信じて感謝して生きさえすれば、死後、神の楽園に行けると信じているのです。

 

明らかに、インドネシアの方が、日本より貧しく、将来の備えもなく、不安定です。

もちろん、インドネシアの人々も、不安に思うことはたくさんあります。

それでも、その日をなるべく楽しく暮らし、受け入れているように見えます。

 

日本人は、信仰心はあまりありません。

将来の不安を商業ベースで煽りたてられています。

いつも、不満足を植えつけられて、何かしなければならないと洗脳されています。

他人と比較、競争し、より豊かになることが幸福だと思い込まされています。

ほんとうにそれだけで、よいのでしょうか?

 

「インドネシア人はその日暮らしだ」と書いていますが、真実からすれば、日本人であろうと誰であろうと、「人はその日暮らし」なのです。

わたしたちは、将来を考えて生きているようですが、その将来はどうなるのかは本当は分かりません。

次の瞬間に地震が起こるかもしれません。心臓が止まるかもしれません。

「誰もが今を生きる以外には、確かなものは何もない」のです。

将来のことを考えて生きようが、考えまいが、「みんなその日暮らし」なのです。

 

わたしは、イスラム教徒ではありませんが、インドネシア人の生き方を見ていると、人はこころに思い描く内容を書きかえるだけで、こんなにも生き方が変わってくるのだと実感します。

すべては、こころのあり方ひとつで、自分の世界が全く変わるのです。

だから、不安を煽られている日本人は、一度、よけいな情報を遮断して、マインドをセットし直すことが必要ではないかと思います。

 

さて、7月27日(水)~30日(土)3泊4日で、バリ島に滞在し、パワースポットのエネルギーを浴びて、マインドセット(こころの解放)をするリトリート合宿を開催予定です。

Retreat(リトリート)=隠居所、隠れ家など。つまり、仕事や家庭生活等の日常生活から離れ、自分だけの時間や人間関係に浸ることで自分を見つめなおす場所のことを言います。

 

マインドセット(こころの解放)トレーニングの内容

1.朝晩のメディテーション(瞑想)(感謝の祈り、こころの浄化)

2.こころの特性を知る(こころの働きを知る)

3.自分の執着を理解する(こころの囚われを知る)

4.自分の執着を感謝し許す(こころの囚われを解放する)

5.自分を愛する(幸福な人生は自分を許し愛することから始まる)

6.感謝と愛と許しの波動を発する(幸福な人生を引き寄せる)

7.マインドセットの維持法(日本に帰っても、マインドセットを維持する)

以上のような内容です。

 

美しい太陽と自然とともに、サンライズメディテーション、サンセットメディテーション。

雄大な自然の中で、日の出、日の入りを見ながら瞑想します。

パワースポット散策(ガイドつき)も行います。

解散式後の自由時間には、ショッピング、スパ、名所巡り、サンセットバーベキュー(深夜便で帰国の方)などのオプションも企画します。(現地旅行代理店と提携)

 

さらには、希望者には、一泊延泊して人数限定のプライベートコーチングもいたします。

 

主催は、(株)大阪教育研究所のインドネシア子会社、PT RISSHIKAN(インドネシア法人)、代表取締役社長 中村俊一です。

インストラクターは、spiritual life coachの資格を持つメンタルハーモニー研究所所長でもある、わたくし中村俊一です。

わたくしは、20歳の頃より、禅の修行、チベット密教の潅頂、ホ・オポノポノ、スピリチャル・ライフ・コーチングなど、こころの研究・修養を長年積んできました。

スピリチャルと言うと霊的なものを連想しますが、そうではなく「こころの解放」をできるかぎり論理的に納得する形でコーチングして参りたいと思っています。

 

興味関心のある方は、ぜひ、予定を開けておいてくださいね。

企画しているわたしが、一番ワクワクしているかもしれません。

バリの現地人の友人たちが、企画をサポートしてくれています。

 

詳細は完成しだい特別メールでお知らせします。お楽しみに!

(このHPやFBでもお知らせしますが、この機会にメルマガに、ぜひご登録ください。)

 

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